日本の近代陶芸を代表する巨匠、濱田庄司(T5卒業、1894~1978)は本学の卒業生であり、柳宗悦(1889~1961)、河井寛次郎(T3卒業、1890~1966)らと共に美術・工芸、工業の世界に広く影響を与えた"民藝運動"の中心的存在でした。
このたび、庄司と共に民藝運動を押し進めた同士でもあるバーナード・リーチ(1887~1979)、庄司のもとで学び、"縄文象嵌"の技法の考案により独自の表現を切り開いていった島岡達三(S16卒業、1919~2007)、そして濱田の息子で柔らかくおおらかな作風でその志を引き継ぐ晋作(1929~)の作品を一同に展示いたします。謂わば"濱田スクール"とも呼べる現代陶芸の巨人達の仕事から、現代にも通ずるものづくりの哲学を感じていただきたく思います。
今回の展示物は、2013年、株式会社日立ソリューションズ様より御寄贈いただいた作品群です(濱田庄司24点、濱田晋作9点、バーナード・リーチ1点)。これに本学が収蔵する島岡達三作品(中澤コレクション)を加え、本展示が実現いたしました。
開催期間 |
2015年11月2日(月)~2016年1月29日(金) 10:30~16:30(土日祝休館) |
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開催場所 |
東京工業大学博物館・百年記念館 地下1階展示室A |
入場料 |
無料 |
同時開催で益子町との共催展「POTTERY CAMP 2014 * 2015 Report」を同展示室でご覧いただけます。