「倫理」と聞くと、私たちはつい「してはならない」ことをくどくどと諭されたり、「法令遵守」の名の下に、細かな規則やルールを押しつけられるといったネガティブなイメージを抱きがちですが、それが本来の「倫理」なのでしょうか?
本講演会では、科学技術倫理の教育・研究に詳しい海外の専門家を招き、科学技術倫理の本当の意味を学んでいきます。教育推進室及び教育革新センターの主催ではございますが、教育のみにとらわれず、研究にも広く波及する内容となっておりますので、科学技術倫理にご関心のある方々にご参集いただければ幸いです。
なお、講演の使用言語は英語ですが、要約説明や質疑応答は日本語で行います。
概要
日時 |
2016年2月8日(月)10:00~12:00 |
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場所 |
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講演タイトル |
「科学技術倫理の本当の意味とは ―あなたは誤解しているかもしれない―」 |
講演者 |
Ibo von der Poel教授 (デルフト工科大学) Dena Plemmons教授 (カリフォルニア大学サンディエゴ校) 札野順教授(東工大・大学マネジメントセンター) |
対象 |
どなたでもご参加いただけます |
お申込 |
参加ご希望の方は以下の情報を記載して、東京工業大学 学務部 教務課 教育企画グループ(kyo.kyo@jim.titech.ac.jp)までお申し込みください。
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講演内容
- 1.札野順教授(約10分、日本語)
「ふたつの倫理 ―志向倫理と予防倫理―」 - 2.Ibo von der Poel教授(約30分、英語)
「オランダ及びヨーロッパにおける技術倫理の研究教育の現状について(仮)」
(技術者倫理教育のためのe-learning教材Agoraの紹介を含む) - 3.Dena Plemmons教授(約30分、英語)
「研究現場における研究倫理教育のすすめ(仮)」
(National Science Foundationの支援により開発されたワークショップの紹介)
※上記2、3のそれぞれの講演後、札野教授による要約説明(約15分、日本語)及び質疑応答(約10分)を行います。