2015年から当時の理工学研究科工学系(工学部)の企画・広報委員会の行事として始まった東工大コンサートシリーズは、科学者を触発し続けてきた芸術を愉しむ会です。毎回、学内外からたくさんの聴衆が集まる人気行事に成長しました。秋の第1回は、第1部伝統ある東京工業大学管弦楽団のメンバーと東工大の卒業生(アマチュアオーケストラ界に名を轟かす東工大のレジェンド)によるアンサンブルと第2部日本フィル若手による木管楽器の魅力の2本立てでお送りします。
第2部では、動物の謝肉祭で知られるサン=サーンス(1835-1921)が、19世紀ロマン派の時代、そしてベル・エポック、第一次大戦を経験し、死の年に書いた未来へのメッセージである木管楽器のための3つのソナタを通しで演奏します。その他、木管三重奏の名曲もとりあげます。なかでも、別宮貞雄(1922-2012)は、東工大教授から住友電工初代社長となった別宮貞俊の息子で、東大で物理を学んだ後、パリ音楽院でミヨーやメシアンに学んだ作曲家です。
コンサートは大学の社会貢献も含めて行っておりますので、どなたでもご参加いただけます。先着順で、事前申し込みや整理券はありません。また10月29日(月)には、若き名ヴァイオリニスト小林美樹さんの演奏会を行います。
東工大のイメージが変わるコンサート。大岡山キャンパスでみなさんをお待ちしています!
開催概要
日時 |
2018年10月15日(月)
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出演者 |
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場所 |
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参加方法 |
無料・先着順(定員320名)
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主催 |
東京工業大学 工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院、工系3学院企画・広報委員会 |
後援 |
日本フィルハーモニー交響楽団 |
プログラム
- 第1部ドヴォルザーク トリオソナタ Op.74(I)、ドップラー リゴレット幻想曲(II)、サン=サーンス デンマークとロシアの歌による奇想曲(III)
- 第2部サン=サーンス 3つの最後のソナタ(オーボエ、クラリネット、ファゴット1921)、モーツァルト 5つのディベルティメントから第1番、別宮貞雄 木管三重奏曲(1953)から第1楽章、フローラン=シュミット 四重奏曲 渦巻き
- 東工大コンサートシリーズ2018秋第1回「日本フィル若手団員と東工大生およびレジェンドによる室内楽の饗宴」 チラシ
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