本演奏会は、2015年から始まった東工大コンサートシリーズ (Art Meets Engineering@TokyoTech) の大岡山キャンパス演奏会です。本演奏会では、「ピアノとヴァイオリンのデュオによるクラシックの名曲」と題し、世界的に活躍する二人の気鋭の演奏家によるクラシックの名曲の数々をお届けいたします。しばし日常を忘れ、珠玉のひとときをお楽しみください。
開催概要
日時 |
2018年12月20日(木)17:30(17:00開場、19:00終演予定) |
---|---|
場所 |
東京工業大学 大岡山キャンパス 70周年記念講堂 |
交通 |
東急目黒線・東急大井町線「大岡山駅」から徒歩3分程度 |
出演者 |
|
参加方法 |
入場無料・先着順 ※どなたでも参加できますが、未就学児童の入場はお断りしています。 |
主催 |
東京工業大学 工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院 |
プログラム
- ブラームス「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト長調 作品78」
- プロコフィエフ「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ヘ短調 作品80」
- ラヴェル「ツィガーヌ」
浅野真弓(ピアノ)
桐朋学園大学の在学中に神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演し、同大学卒業後に留学したドイツ国立マンハイム芸術大学・大学院を最優秀で修了し、ドイツ国家演奏家資格を取得している。また、「サン・ノン・ラ・ブルテッシュ国際ピアノコンクール」で入賞し、「ルイッジャ・ストラメージ国際ピアノコンクール」と「ロヴェーレ・ドーロ国際音楽コンクール」で優勝し、「マリア・カナルス国際コンクール」で第3位に入賞している。一方、ヨーロッパ各地でソロ・リサイタルを行い、ヒルデスハイム市立劇場管弦楽団のツアーコンサートにソリストとして参加している。帰国後は、ソロ、室内楽、デュオ・ピアノ、歌曲伴奏などの幅広い演奏活動を展開し、ウィーン・フィル首席チェリストのタマーシュ・ヴァルガと共演したCDやバリトンの河野克典と共演した日本歌曲のCDをリリースしている。特に前者は、レコード芸術特選盤や読売新聞推薦盤となり、芸術性の高さが評価されている。一方、「異なるタイプの楽曲を見事に描き分けた(音楽の友)」、「キャリアを実感する深遠なアンサンブル(音楽の友)」、「作曲家の核心に迫る生命力と、作品への限りない共感が見事であった(ショパン)」など、ソロ・室内楽共に音楽専門誌上で評され、音楽の友編集の『最新ピアノ & ピアニスト』誌上(2018年1月発行)では、「日本の名ピアニストたち」に選出されている。また、ピアノを種田直之氏、竹内啓子氏およびR. ベンツ氏に師事し、室内楽をP. ダン氏に師事しており、現在は洗足学園音楽大学の講師を勤めている。
Belle Ting(ヴァイオリン)
台湾系カナダ人として生まれ、7歳からヴァイオリンを始め、2011年からウィーン国立音楽大学でドーラ・シュヴァルツベルク教授とルチア・ホール教授のもとで研鑽を積んでいる。また、「アルテュール・グリュミオー ヴァイオリン コンクール」で大賞を受賞し、「国際クーパー ヴァイオリン コンクール」で第1位となり、「第24回国際ブラームスコンクール」で第2位となり、「ブラームスの演奏に対する特別賞」を受賞し、「宇都宮音楽芸術財団によるキム賞」を受賞している。一方、2018年7月に開催された「ヴェルビエ音楽祭」では「ヴェルビエ音楽アカデミー」の一環として演奏し、2018年8月に上海で開催された「国際アイザック・スターン ヴァイオリン コンクール」では最年少ファイナリストに選ばれ第5位に入賞している。また、クリーブランド交響楽団、ポーランド・バルト・フィルハーモニック、モスクワ・フィルハーモニック管弦楽団、ターリン交響楽団、INSOリヴィウ等の名門オーケストラと共演し、国立台湾交響楽団との共演による演奏会を2018年11月に予定している (2018年10月末、原稿執筆時)。