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東工大コンサートシリーズ2019年春「クラシックとジャズにおける即興の精神~北村英治&平塚太一」

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2015年から当時の理工学研究科工学系(工学部)の企画・広報委員会の行事として始まった東工大コンサートシリーズは、科学者を触発し続けてきた芸術を愉しむ会です。

今回は、ベニー・グッドマンの以後のジャズ・クラリネットの世界的スターにして90歳のレジェンド北村英治さんをお迎えして、即興の精神と題した演奏会を企画しました。前半はクラシック音楽、後半がジャズという2部構成です。

クラシック音楽は楽譜どおりに演奏しないといけない厳格なものと思われがちですが、モーツァルトが活躍した時代には、センスのよい即興が行われていたようです。また、五線譜の形式に納まらない自由なリズム(たとえば、ジャズで言うスウィング)で演奏されていた可能性も指摘されています。ベートーヴェンはロックだったかもしれません。

第1部では、若者2人の演奏により、クラシック音楽の中にあるジャズ性を明らかにします。第2部では、ジャズの名曲を楽しんでください!

北村英治
北村英治

北村英治さんの父、北村政治郎博士は、世界初の実用無線電話「TYK式無線電話機outer」の開発者の一人であり、NHKの前身であるラジオ局JOAKの初代技師長としても活躍した通信技術の権威です。英治さんは五男ですが、兄たちは理学博士2名、工学博士2名という学者一家だそうで、その中で唯一、英治さんが別の道に進んだとのこと。お父様が海外で購入してきた楽器が縁だったそうです。今回、北村博士の活躍の後、テレビ開発に成功した高柳健次郎博士、大容量長距離光ファイバ通信の実現と発展に貢献した末松安晴博士を育んだ東工大に英治さんをお招きします。

コンサートは大学の社会貢献も含めて行っておりますので、どなたでもご参加いただけます。当日先着順で、事前申し込みや整理券はありません。新緑の心地よい季節、大岡山キャンパスでみなさんをお待ちしています!

開催概要

日時
2019年5月9日(木)
  • 第1部クラシックにジャズの源流を聞く
    18:00開演(17:45開場)
  • 第2部夜は気分で~Jazzの香り
    19:00開演(入れ替えなし、20:00終演予定)
場所
出演者
  • 第1部平塚太一(ピアノ)、栗原壱成(ヴァイオリン)
  • 第2部北村英治(クラリネット)、高浜和英、平塚太一(ピアノ)
企画
平塚太一(指揮者&ピアニスト)、小西玄一(東工大)
参加方法

無料・先着順(定員320名)

どなたでも参加できますが、未就学児童はお断りしています。
主催
東京工業大学 工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院
主催
リベラルアーツ研究教育院、国際フロンティア理工学教育プログラム

プログラム

  • 第1部バッハの作品/モーツァルト:幻想曲K.397/ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番/クライスラー:愛の悲しみ/ドビュッシーの作品/パガニーニ:イ・パルピティ(ロッシーニのアリア「こんなに胸騒ぎが」による主題と変奏曲)
  • 第2部アート・ヒックマン:ローズ・ルーム/ユービー・ブレイク:メモリーズ・オブ・ユー/デーク・エリントン:Cジャムブルース/ジミー・マクビュー:明るい表通りで/グレン・ミラー:ムーンライトセレナーデ/アーネスト・サイツ:世界は日の出を待っている ほか

秋の予定:2019年9月12日(木)

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団(ウィーンフィル)の首席奏者フルート奏者ワルター・アウアーさんを迎えてマスタークラスとコンサートを行います。

東工大コンサートシリーズ2019年春「クラシックとジャズにおける即興の精神~北村英治&平塚太一」 チラシ

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問い合わせ先

物質理工学院 応用化学系
准教授 小西玄一

E-mail : gkonishi@polymer.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-2321


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