日本では今まで経験したことのない少子高齢化が急速に進み、様々な社会課題が顕在化しています。社会保障、介護、地域社会の崩壊、高齢者の社会参加など、解決するべき課題は山積しており、工学的な面から課題解決に向けた取り組みも行われています。少子高齢社会では日本は世界をリードしていますが、欧州はもちろん、米国でも高齢化が鮮明となり、人口の多い中国は既に大きな問題に直面しています。同様の社会問題は今後世界各国で生じていくことは確実であり、この問題に対する取り組みの研究成果は、日本だけでなく、世界に大きなインパクトをもたらすでしょう。
研究成果を少子高齢社会の課題解決へ現実に役立てるためには、現場との交流・意思疎通が極めて重要です。産業界と大学との連携も成功に向けた鍵となります。少子高齢化の問題解決に必要な科学技術は、医療やICT、ロボティクス、材料工学、バイオロジー、都市設計から金融工学まで、極めて広範な研究領域を含みますが、今回は“AI”という切口でセミナーを企画しました。少子高齢社会の課題解決に資するAIの応用技術とはどのようなものか、開発された技術の社会実装に向けて何が必要かを考えるのがセミナーの趣旨です。超高齢社会におけるICT の活用に実践的に取り組んでいる講師の方々によるご講演と、本学における関連分野の研究紹介を通じて、現場と研究をつなぐ意義とその方策について考えたいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。
日時 |
2019年6月28日(金)13:20 - 17:30 |
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場所 |
東京工業大学 大岡山キャンパス 大岡山西9号館 コラボレーションルーム |
参加費 |
無料(懇親会は2,000円) |
定員 |
60名 |
申込方法 |
6月24日(月)までに、申込フォームよりお申し込みください。 |