気化式冷却プロセスであるMサイクルの考案者であるValeriy Maisotsenko博士から、Mサイクルを用いた冷却、熱回収、濃縮、蒸留等への応用の可能性について講演いただきます。
ご興味のあるかたはどなたもご参加いただけます。
概要
テーマ |
Renewable Energy from Air through the Maisotsenko Cycle |
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講師 |
Dr. Valeriy Maisotsenko, Chief Scientist and Founder, Idalex Inc. and Coolerado Inc. |
日時 |
2015年6月10日(水) 13:00~14:00 |
場所 |
東工大大岡山キャンパス石川台地区6号館4階401号 |
言語 |
講演は英語のみ(通訳なし) |
費用 |
無料 |
申込 |
1.氏名 2.ご所属を以下メールアドレスへお送りください aescenter@ssr.titech.ac.jp |
講師ご紹介
メイソチェンコ博士は高効率な気化式冷却プロセスである"Mサイクル(Maisotsenko Cycle)"の考案者であり、数多くの関連特許を米国その他で取得しています。同氏はMサイクル式間接気化式冷却器を米国で商品化しているCoolerado社の設立者の一人であり、同社の高性能気化式冷却器は多くの技術賞等を受賞しています。また、メイソチェンコ博士はウクライナの Odessa Institute of Civil Engineering の名誉教授でもあり、冷凍空調工学、伝熱学、熱工学等に学術的な貢献もされています。
講演主旨
Maisotsenko Cycle(M-Cycle)はDr. Maisotsenkoが考案した間接気化式冷却プロセスであり、従来の気化式冷却器よりも冷却効率が高く、冷却の限界温度は理論的には露点まで達します(一般的な気化式冷却の限界は湿球温度となります)。M-Cycleは熱・物質交換器であり、冷却、熱回収、濃縮、蒸留等、様々な応用が可能です。冷凍空調分野にとどまらず、幅広い分野でM-Cycleとの組み合わせによるシステムの高効率化の可能性が考えられます(詳細は下図を参照ください)。
お問い合わせ先
ソリューション研究機構 先進エネルギー国際研究センター
Tel: 03-5734-3429
Email: aescenter@ssr.titech.ac.jp