2018年度第1クォーターの博士後期課程文系教養科目では、持続的な社会に必要となる重要な視点として「技術・文化の継承」をテーマとして取り上げ、世界に誇れる日本の技術・文化を支える各分野の専門家による講演会を開催します。今回、最新の自動制御工作機械など、高精度な工作機械の製造に欠かせない「きさげ」加工について厚生労働大臣が表彰する卓越した技能者(現代の名工)による講演です。
講演者
石橋一明氏(DMG森精機株式会社 ターニングセンタ基本精度課 課長)
講演者の紹介
金属面を手作業で削り出す「きさげ作業」をはじめ、工作機械の精度にとって非常に重要な工程を監督している。長年の知識や経験を活かし、機械修理や新機種開発にも関わる。2011年6月に立ち上げた「摺り合わせ道場」は現在までに163名が受講しており、若手社員の育成にも力を入れている。
- 2007年高度熟練技能者(一般機械器具製造関係分野)
- 2014年現代の名工(金属工作機械組立工・調整工)
- 2016年黄綬褒章(金属工作組立工)
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- 同提供情報にもとづく紹介
きさげ作業 : 金属加工機械の組み立てにおいて、部品の接触面・摺動面を手で持った刃具で削り、0.001mm以下の精度で平面に仕上げる(厚生労働省『平成26年度卓越した技能者の表彰被表彰者名簿』11頁)
概要
日時 |
2018年6月2日(土)10:45 - |
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場所 |
大岡山キャンパス 大岡山西9号館2階 ディジタル多目的ホール |
参加費 |
無料 : 主な対象は本学学生、教職員。 博士教養科目第1クォーター履修者以外の方は当日受付で学生証等を提示して下さい。(日本語による講演。解説等に一部英語が含まれます。) |
お問い合わせ先
リベラルアーツ研究教育院
2018年第1Q博士教養科目担当
金子宏直
E-mail : kaneko.h.ad-2018-kouen@ml.m.titech.ac.jp
Tel : 03-5734-3776(文系教養科目担当事務)